あなたの会社、実はブラック企業じゃない?~ブラック企業体験譚・1~

あなたの会社もブラック企業では?
30代

このブログでも何度か前々職のブラックな環境について書いてきたのですが、あらためて凄い環境にいたんだな・・・と離れた今だからこそ、やっと気がつくことがありました。

もし、このブログを読んでいる方で、これから書いてあることが「うちと同じ!」と思う方がいれば、ぐに転職することをオススメします

その会社には、脱・フリーターを目指して、氷河期世代の私が初めて正社員として採用されたなった会社でもありました。

氷河期世代はホント新卒で正社員になるのはとてもハードルが高い時代だったので、フリーター生活~スキルを身につけてバイトから社員になれる会社を狙って入社したのが、このブラック企業でした。



タイムカードがない!

入社したばかりの時は、何とタイムカードがありませんでした。

そして、入社一週間にして、朝までの残業があるにもかかわらず、みなし扱いで給料は変わらないという・・・

今みたいにブラック企業という言葉がギリギリ無いくらいの時だったのと、最初はデザイン職での入社だったので確かに朝までやらなくては終わらない仕事量・・・

そして、初めての正社員体験だったので「大変だけど、そんなものなのかな」なんて考えてましたが、今だったら労基に行ったらアウトなやつですよね。社労士に怒られたりとかななかったのかな・・・?

ちなみに、当時はマンションのワンフロアのような場所でしたが、人員増員に伴って移転するタイミングで副社長が何かのセミナーに行って学んできたらしく、

「会社らしくするためにタイムカードを導入します」

と、なりました(笑)

しかし、そのタイムカードも単なる印字記録的な扱いで、みなし残業の時間を超えても還元されることはなかったんですけどね。

有給は基本使えないものと思え!

このブラック企業を辞めて転職しよう!と、思った理由のひとつでした。

タイムカードが導入される前は有給という概念はなく、社長がきまぐれに「先月売り上げ達成したから来月好きなところで有給取っていいよ」と、いう突拍子もないものでした。

この制度も、「会社らしくする」時期に有給制度について社員に通達がありましたが、

副社長からは「全部使えると思わないでね」とのお達しが・・・

さらに、病欠は有給から引かれるのではなく、、欠勤扱いとしてお給料から引かれるというブラックっぷりでした。

さらに有給を取るには取得する1ヶ月前には所定の申請書に上長、社長、副社長に印をもらう必要があり、しかも社長がなかなか会社にいなくて印をもらうまでのハードルが高すぎるという、「何としても有給は使わせないぞ!」という役員の意気込みが感じられる仕組みでした。

しかし、営業担当で売上が上位だったり、役員へのゴマスリが上手な人は10連休なんて取れたりする意味不明っぷり。

私は、途中でデザイン職を外されて「電話の対応が良い」ということを理由にカスタマー職に移勤させられたのですが、

(会社が望む水準に能力が足りなかったというのもありますが)

実質一人部署状態で、私が休むと代わりにカスタマー対応をする人がいないので、なかなか有給を使いたくても、まず休めないという・・・

何度も改善を給与査定の面談の時にお願いしましたが、結局改善されることはなく。

さらに、退職時に有給消化を申し出るも「欲しいの?」と、いう一言で流されてしまいました。

「今までそういうことはしてないから」と。

これは違法に当たりますよね・・・?今でも悔しい出来事です。

労基に行っても取り合ってもらえないだろうし(通報はしたけどw)、そもそも労基が開いてる時間に行けないし。

泣く泣く有給は諦めてしまいましたが、どうせ辞めるならもっと闘えば良かったなぁ。

当時はそんな気力すらありませんでした。

この会社、社長が体育会系出身なので、まるで昭和のスパルタ野球部のような体質の社風だったので、この他にもトンデモエピソードが次々と・・・

悪いことだけではなかったけど、それでも異常だったよな・・・と、思う出来事の連続でした。

書き出すとキリがないくらい沢山出てくるので、今後シリーズ化しようかと。

次のエピソードにご期待下さい!

 



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