先日、キャリコネのこの記事を読んで、前々職のブラック企業での出来事を思いだしました。

今回はそんな苦い記憶について書いてみたいと思います。

まるで野生児の集団！？モラルなき職場環境

ブラック企業で働いていたころ、私が所属していたのは営業事務兼総務部でした。
総務、といってもほとんど雑用の庶務的な感じでしたが、要は「雑用を総務に押し付けとけ」的な部署でした。

中小企業あるあるですが、掃除はトイレ含めて社員が週替わりで就業後に当番制で行っていました。

しかし、営業担当は取引先に出ていて不在がち、それよりも数字を上げることがエライ！という風潮のためなかなか掃除に入れず、結局は総務ばかりが掃除することになりました。

何回言っても、

なんてことの後始末も総務がやらされるのでした。

(これは全て横領部長の仕業だな)

あと、ペンは名前を書いておくか、特徴のあるものにしておかないと元ヤン専務にいつの間にか無断拝借されていました。

真綿で締められるようなダメージ

さらに、男性はほぼ営業のため、男子トイレの掃除も女性が行わざるを得ない状況だったのですが、1名使い方が汚い人がいて、たまりかねて社長(男性)を通して注意してもらっても改善しない、女子トイレでは置いてある私物入れからナプキンが盗まれる、鼻くそがトイレの壁になすりつけられている・・・

マナーがない人がいるせいで、こんなことがしょっちゅう起こっていました。

他の部署の人から、ナプキン盗難の話を総務あてに相談されて、やむなく社内に注意喚起する時は馬鹿馬鹿しくて本当に嫌だった〜！

男からもらったブランド品を自慢したり、不倫しているだの、二股だの、昔の俺はワルだったの・・・そんな話に花を咲かせる会社での強制参加の飲み会。

直接暴力を振るわれる訳ではないけれど、こういうのがいちばん疲れるし消耗するのです。

ジリジリとHPを削られるこの感じ。

でも、長く居るとその毒が回って、毒されていることも麻痺してしまう感じ。

ちなみにナプキンの件は頭にきたので、「人のものを勝手に取るのはやめましょう」という張り紙を作成したら「やりすぎ」って部長には怒られるし。

そういえば、1番デスクが汚かったのは副社長と元ヤン専務でしたw

ブラック企業には、ブラックに相応しい「人材」が集まるものなのだ、と感じたものでした。

もちろん、そんな人ばかりではなかったけど、優しい人ほどなかなか報われないのは、じわじわとその人たちを病むものです。真綿で首を締められるかのように。

仲が良かった人たちは皆私よりも先に辞めていきました。

もう、この職場の人たちとは連絡は取っていませんが、会社のブログはあるので時々覗いてみると、三分の一は人が入れ替わっているような・・・

でも、どんなに人が代わったところで、トップが変わらないので、一癖も二癖もある人たちばかりなんだろうなぁ。

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