前職のことになるのですが、その会社は平成も終わりだというのに
会社自体は都会的なオフィスビルに入っていますが、本当にザ・昭和の企業をそのまま引きずっているような会社でした。
主な連絡方法はメールとFAXで、Skypeやチャットワークなんてオッさんには使いこなせないような環境。
女子は事務&お茶汲みと、本来であれば昭和の結婚までの腰掛けOL用の扱いそのままで
給料もそのようなレベル・・・これが速攻転職を決意した理由の一つでもありました。
さて、そんな昭和な会社には昭和な社員もいるわけで。
中でも困ったおっさんがいて、その人は勤続ウン十年のベテランではありますが、
時代の流れにはついて行けなかった典型的な昭和のサラリーマンでした。
社内のシステムの使い方を先輩が何回も説明しても覚えてくれず、
挙げ句の果てにその人のためにシステムのデータをエクセルに作成するという
超無駄な作業が発生していました・・・
さらに厄介なことに会社最初ビジネス英語はほぼそのおっさんのみだったようで、その流れで
輸入事業の窓口でもあったのですが、仕事が雑&適当&情報共有がなされていないので
現場は急に仕様変更されて納品された商品に振り回されたり、倉庫にも予定外の納品でトラブルを起こしたり・・・
という事が私が在籍していた半年間だけでも日常茶飯事のようにありました。
それを注意されると「あの国は適当だから」と、自分の非を認めないという本当に困ったさんでした。
長年その問題を放置していた会社も、流石にまずいと思ったようで、困ったさんに任せていた輸入業務をチーム化し、
問題を解決しようという流れになり私もそのチームの一員となったのですが、
困ったさんも自分の仕事が奪われると思ったのか、なかなか情報を共有してくれず・・・
チームリーダーは凄く仕事ができる人で、その人との仕事は背筋が伸びるものでしたが、
営業は出先不明の外出でも全然OK、面倒なことはに私達事務に押し付けて、
大手の受注が定期的にあるので、さほど努力をしなくても営業にはお金が入り続ける仕組みなのです。
もっと良いものにするためには、何をやったら良くなるかということを考えるのを止めた結果
無駄な仕事が増え続けて来たのでしょう。
効率の悪い仕事が蔓延していて、長くいればそれなりに営業は給料は上がってゆき、
クビにもならない環境を目の当たりにすると残務処理で遅くなるこの仕事がバカバカしくなってきました。
いつまでも仕組みが更新されることの無い自社システムにもストレスが溜まっていくばかり。
「この会社にいると腐ってしまう!」と思ったのでした。
実際困ったさんは「腐ってしまった」人なのだと思います。
人の人生なのでどうでもいいのですが、私はそんな人生嫌だなぁ。
転職するにあたり、何を重要視するかは大きなテーマになると思います。
もちろん「仕事は適当にやってプライベートを大事にしたい」
というのもアリです。
でも、人生を腐らせてしまわないような選択をしてゆきたいものですね。
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